[コメント] 老人と海(1958/米)
矢張りスタジオの中にこしらえた海の画面は寂しい限りで幻滅する。実際の海洋の画面は美しいが、だから余計にカットを繋いで老人と小舟の画が出てくるとみすぼらしく映る。
また、カジキとも鮫とももっと長い死闘を演じていたと思っていたのだが、案外にあっけないので驚いた。回想の中のアームレスリングのシーンは良し。海のシーンがダメで陸のシーンはどれも良い、という結果は矢張りダメだろう。古い映画だからこの画面は仕方がない、という見方を私はしない。全面的にスタージェスのせいなのだ。頑張ったのかもしれないが、これが限界だったのだ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。