[コメント] ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999/独=米=仏=キューバ)
彼らにとって音楽はゆとりではなくて生活そのもの。私もそういうふうに生きていきたい。
ハッとさせられました、この映画。とても衝撃的でした。
私は、小さい頃からいろんな楽器を嗜み、それなりに音楽の教養もあったと思います。音楽に癒され、心のゆとりを得るために音楽と付き合ってきました。音楽とは(芸術とは)そういうものだと思ってきました。 音楽を楽しむことができる人は心のゆとりがある人だと思っていました。
でも、この映画を見てその考えは間違っていたと思うように。音楽はもっと日常に近いところに存在するのだと。今までの私は、疲れた日常から逃げるように、救いを求めるように音楽を求めてきました。でも、実は違う。本物の魂の音楽は日常の中にこそ生まれるのだと。そして、日常から思いを音楽にぶつけていくことで本当に心が安らぐのだと。
あぁ、私もそういうふうに音楽と向き合っていきたい。でもそうするには今の生活を改めなければならないのではないかと思うと、とても気が遠くなるな・・・と感じるのでした。
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