[コメント] 恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ(1989/米)
個人的に心に沁み過ぎる映画ですね。そう云うの、ジェフ・プリッジス率が高い気がして気になる・・・ww
それは良いとして。
自分を信じきれなかった男が一歩を踏み出す。 それだけの映画ですけどね。
フィーリングスをやるのは安いと云う考えと、15年生き残ってきたと言うプライドの誇示。 その矛盾の源泉は“自信がない”という事に尽きます。 (音楽がデイヴ・グルーシンなのは、この部分に於いて個人的にド嵌りです。彼の漂白されたジャズが) イヌと子供しか傍に置かない、と言うのも同根だし。女にだらしないのもそうでしょう。兄貴と仕事してるのも。 で、台頭に向き合ってくれる女が現れて、踏み出さざるを得なくなる。
これを片手で済むくらいの場面で端的に語っている。凄い手際。 でも、5点じゃなくて4点なのはそれが理由で、良く出来過ぎてるんです。 もっと、語り口が破たんするほどの熱量があれば、ホントの意味で個人の懊悩を描けたんじゃないかと。
しかしながら、大好きです。
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