[コメント] クッキー・フォーチュン(1999/米)
教訓めいているのに説教臭くないし、むしろ温かい。辛辣、でも慈愛があるの。監督の人間に対する視線がそうなんだろうね。大抵どんな映画でも気に入る台詞ってあるものだけれど今回は「奴は俺の釣り仲間だ。」 この台詞、妙に説得力があるのは何故だろう。
グレン・クローズが『サロメ』を演出しているなんて所がまたブラック。 参考までに、『サロメ』のストーリーを。(「サロメ」は新約聖書の『マタイ伝』に出てくる人物。)
<ユダヤの美しい王女サロメが預言者ヨカナーンに恋をする。しかしヨカナーンに受け入れられず冷たい言葉を言い放たれる。サロメの義父であるヘロデ王は、どんな褒美でもとらせることを約束に、サロメに”七つのヴェールの踊り”を所望する。 サロメはきらびやかな舞いを踊り、王はサロメに望みを聞く。サロメは、その褒美としてヨカナーンの首を要求する。銀の大皿にのせられた「首」を前に、サロメは口づけをし恋を成就させる・・・。> というストーリー。これを元にしたR.シュトラウスのオペラ『サロメ』も良いので、是非一度。
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