[コメント] カメレオンマン(1983/米)
ウディ・アレンが送る壮大なコントには間違いないけれど…。その緻密な設定と時代描写。そして見事に撮りあげてしまう彼の力量。Zeligの伝記としても、または恋愛作品としても面白い。あの日本語吹替えが妙な気分にしてくれたのも評価。
やはり自分もビデオの再生ボタンを押してから暫くして…「やっちまった!」と思ったわけです…。「あれ?でも吹替え版なんてあったかなぁ?」と頭をフル回転させて、挙句の果てには停止ボタン。そして色々と調べたら…「な〜んだ、吹替え版しか無いのね」と安心してしまいました。
しかしまぁ、この吹替えは面白すぎるぞ。NHK製作なんじゃない?と思わせてくれる。いや、これは本当にリアルで妙な気分を演出してくれたことは間違いない。ナレーションも非常に丁寧で聞き応えがある。優しい語り口が良い。人物の吹替えもいたって普通な感じが逆に良いと思った(笑
キートンやチャップリンが生きた20年代。特にアレンはキートンが大好き。それらの時代背景意識しながら観ても面白いのでは?改めてアレンの視野には驚いてしまう。そもそも、同化のネタは『キートンの即席百人芸』かな…って思っちゃったり。
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