[コメント] ケイゾク/映画(2000/日)
TVファン向けのもの。それ以外の人には申し訳ないがクレームを言う意味はあまりない。内面云々を見せるところから『エヴァ』系と括る人も多いが、全体的(テレビも含め)には『ツイン・ピークス』に近い印象がある。
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朝倉が出てきたり、黄泉の世界が出てきたり(夢なのかもしれないけど)、主役級がサクサク愉快に死んでいったりするあたりが『ツイン・ピークス』的に見える。ただ、やはり魅力は主役を含め個性的なキャラクターのやりとりに尽きるわけで、そういう点で大いに楽しめた。流石にもう続きは作れないのだろうが、続きが見たくもある。テレビファンでない観客に向けた解説のようなものを廃するあたり、潔いと言えば潔い。『踊る大捜査線』などと同様、評判の良かったドラマを作ったスタッフへのご褒美予算で作ったものと思われる。他の堤作品もテレビや映画などで観られるが、『踊る大捜査線』の本広監督同様、作ったモノというよりキャラクター(およびそれを演じる役者)が面白くないと何を作っても面白くない。だから、個人的には『ケイゾク』が好きであっても、堤作品を好きになるとは限らない、と思わせるぐらい個性的な印象を受けた。
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