[コメント] フィツカラルド(1982/独)
こういうやつには、ついていかざるをえないんだろうな。
昔、リチャード3世を舞台でみたとき、ごく悪人だとわかりつつ 応援してしまう自分に心底わらった。
この映画の主人公も古代妄想狂の馬鹿だと知りつつも、 私たちは、応援しざるをえない。こうなると、 もう悪意、善意は関係ないし、賢さ、馬鹿さは関係ない。
大自然を破壊していく人間の根源的野心。野心の成功より、 その野心自体に魅了されていく人間の姿。 それ自体が、すでに「作品」なのである。
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