[コメント] 曽根崎心中(1978/日)
宇崎と梶の熱演は、それなりに引き込まれるし、やっぱ、ストーリーに穿たれた原作のもつ情念みたいなものは、しっかりテンションとしてあるんだけど・・・。でも、増村はそれまでの自分なりの物語のテンポや芝居の速度を、どうしてやめちゃったんだろう。台詞を浄瑠璃にできるだけ忠実にしようとしたのかな?作劇の形式と演出のスタイルが行き違っちゃった実験的な作風。これじゃ死にきれん!!
(エピキュリアン)
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