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[コメント] 極私的エロス・恋歌1974(1974/日)

何でもしてやろう精神の天晴な武田美由紀の癇性や饒舌から原一男の代表作二作が連想される訳で、この私映画をその後方法論的に昇華させたのが伝わってくる、これも天晴だ。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







最高に面白いのは武田の顔の変化で、陰気な黒縁眼鏡は演出かと疑われるほど効果的で、子供産んだ直後は最高に美しいし、最後に眉毛抜いて厳つくなるのも凄い。近所のヤンキーなおばはん達にも若い頃はこんなドラマがあったのかと想像させられる。

DVDの監督発言によると、「ハメ撮り」はあのときの自分の顔を見てみたいという武田の要望により撮られており、最後のヌードダンスは新潟まで撮りにいったとのこと。その後武田はメキシコに旅立ったらしい。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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