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[コメント] 愛について、東京(1993/日)

知恵はあるが金も夢もない中国男は、金と力はあるが愛をカタチにする能力のない日本男に、漠たる夢と確かな傷を持ちながら寄る辺(アイデンティティ)を見出せない女を、金のために差し向けるわけだが、するとそこ(東京)にあるのは当然、愛ではなく金なのだ。
ぽんしゅう

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







だから男(藤岡弘)と女(岡坂あすか)は、愛も金も残さず東京から消え失せるのだ。愛について語れない状況(東京)というカオスは確かに存在していると思う。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)寒山拾得[*]

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