[コメント] タイタンの戦い(1981/米)
最後、キャスティングのところにきちんと登場したモンスターたちの名前が出ます。こういうのが「粋」です。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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……あと思うんですが、「神は自らの姿に似せて人間を産み出された」というなら大正解。だって現実にいるでしょう、こんな親馬鹿(笑)。おまけに嫉妬深かったりするところも全部一緒。実に人間臭い、というかまあ、彼等の延長だとしたら今の我々もこうなるか。
さて、ハリーハウゼンが本格的に「ダイナメーション」を使用した作品としては、本作が最後。部分的には後輩達の手も借りたそうで、例えばペガサスの場面はジム・ダンフォースが担当している。だとしても、ハリーハウゼンの一連の作品として何一つ魅力が褪せることはなく、続々と登場するモンスター達に思わずのめり込みながら観てしまう。そんな中でもやはり凄いと思うのは、彼自身もお気に入りのメドゥーサ。頭の蛇一本一本に至るまで、ちゃんとアニメートしているあたりはさすがである。
最後はそのメドゥーサの首をペルセウスが手に入れ、クラーケンを倒すところがクライマックスだが、ここに至るまで引っ張ること引っ張ること。ハラハラさせておいてどう落とし前を付けるのかと観ていたら、美味しい所をブーボーがさらっていくというオチ(笑)。コメディリリーフかと思いきや、大活躍じゃないか。
それにしてもいつも思うのだが、なぜハリーハウゼン映画の音楽はこうも印象に残るものばかりなのか。これで一本CDをこしらえても売れそうな気もするが、そんな粋な計らいをするメーカーは無いものかねぇ。
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