「イヤな奴だなぁ」と。マイティマウスは笑ったけど、あとのネタは嫌いです。怒らせたり驚かせたりするのは笑わせるより簡単だから。感情を揺さぶるなんてバカでもできる。

ガンを患ってからの芸風が優し気になっているのも不愉快。これは映画の構成のせいなんだけど、あれだけのことを徹底してやってきてて、ここにきて日和ったみたいに見える。

でもDVD特典を見て、少し評価が上がりました。メイキングの中の出演者と関係者のインタビューで、本人が目指した方向や情熱、輝きや楽しさが結構飲み込めたから。芸に貪欲なのは良いこと。趣味は悪いが。

実際ジム・キャリーの演技は素晴らしかったと思います。ただそれをもってしても、革新的な芸人の輝きを知らない人に伝えるのは無理があったんじゃないのかな。実際僕もメイキング等の「補助」があって初めて許容範囲に入ってきたわけだし。

ちなみにコートニー・ラブは色っぽくてストライク。