[コメント] 裸のキッス(1964/米)
テープ、地球儀、女の子を抱き上げる男、縄跳びなどの回転運動の反復。ベートーヴェンの「運命」と病院を訪ねてきた男が扉を叩く仕草。全ては不可逆的に運命付けられていたのか。障害児たちの歌が絶望へと変貌する一方で、乳母車に唯一の希望が託される。『最前線物語』といい、フラーのアップショットの強度は特筆に値する。そして何の説明も意味も付随させず、日常の中に闇を巣食わせるコルテスの見事な撮影。
(赤い戦車)
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