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[コメント] マルコヴィッチの穴(1999/米)

話題になったわりに腰砕けだった作品。冒頭の人形操るシュールな雰囲気が好きだったが・・。ビルの間の階とかのアイディアも好きだったけど・・。この中身の無さに、キャロルの『不思議の国のアリス』の文学性を嫌でも痛感。
TOBBY

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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色々なアイディアが湧き出してノートに書き綴る。で、推敲するのが作家。スパイク君は我慢出来なくて皆を呼んで1本撮ってしまった!てな印象。そりゃーアーティストのPVみたいな音楽メインのバックの映像だけならアイディアと勢いで許す。けれど、映画で1時間半もあって中身が無いって犯罪。後半のレズの展開とかもう監督のアイディアの枯渇と苦肉の匂いが観客に伝わって来てしまうし・・。無理やり辻褄あ合わせて、繋がってるでしょ?って見せられてもなぁ・・。ヨーロッパ映画のようなアーティスティックなニュアンスも醸し出したかった気持ちも解るが、人生経験の浅さからか、単にセンスが無いだけなのか、描ききれてはおりません。都会的な魅力あるキャサリン・キーナーと付き合ってくれたマルコヴィッチに監督は深く感謝すべき。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)おーい粗茶[*] maoP ボイス母[*]

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