[コメント] あなたが見えなくても(1999/米)
君の笑顔を見たかっただけだったのに…。切ない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
蛇足が多くて、本題が見えなくなり気味の演出に少し不満。それでも一度は観て欲しい。
目の見えない主人公が見えた瞬間目にしたもの。
それは、コカコーラの缶だった。 ドラマだったら、最愛の恋人に目を据え、「想像した通り君は美しい」などという台詞をはくのだろうが、この映画では違った。 喜びより、戸惑い。 今まで手でものを見ていた主人公は、目でものを見る事が出来なかったのだ。 それが、嘘臭くなくていい。 事実は小説よりも奇なり。暖かくて、辛くて、切なくて美しい。
ドラマだと、目が見えた事が喜びであってその後の主人公は幸せになるのが良くあるパターンだ。けれど、見えなくていいものを見る事になった主人公は、苦悩が付きまとう。
それは、彼女への嫉妬であったり、目が見えない時許されていた事が、許されなくなって行く自分への周囲の反応であったりした。
目が見えるようになる事は、単純なハッピーエンドではないのだ。
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