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[コメント] お嬢さん乾杯(1949/日)

巡査の手つきに始まる冒頭からお見合いまでの、流れるような映画の語りと軽妙なセリフの応酬には圧倒される。今からハチャメチャに楽しい映画が始まるんだとワクワクする。
ペンクロフ

しかし見合いの後はグッとビターなメロドラマに転調。没落華族と成金のすれ違いをショパンとよさこい節に象徴させているのはうまい。原節子の非人間的な仮面がはぎとられるクライマックスはツンデレの嚆矢のようだ。

ただやっぱり冒頭の、絶好調の名人の落語みたいなくだりの方が好きだなあ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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