[コメント] お嬢さん乾杯(1949/日)
序盤はもっさい進行にしておいて、次第に事情に事情が重なってやり切れなくなってくる辺り、実に巧い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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没落華族を新興ブルジョアが救済する話なのだ。良くも悪くも、木下・新藤に左翼的発想のなかったことが判る。そしてラストは金銭絡みの純愛を大らかに肯定してしまう。金と愛が峻別されるのを常とする日本映画にあってこれは何とも微妙なリアリズム、様々な感想の湧くところである。
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