[コメント] 皇帝円舞曲(1948/米)
クレーンとパンで受付から客室まで見渡せる”フィドル・イン”のセットなどはいいと思うが、全体的にどうもハジけてない。イケてない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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最近見た作品と比較すると、『皇帝円舞曲』<『教授と美女』<『赤ちゃん教育』の順で、主人公の翻弄され度がアップし、おもしろさもそれに比例していると思った。
この映画では、クロスビーとフォンテーン、どちらの側にもストーリーの推進力となるほどの無軌道なほどのパッションがないのだ。女が男を翻弄するというスクリューボール・コメディの定石からは外れ、二人の主人公はそれぞれの飼い犬に翻弄されているに過ぎない。だからどう転んでも微笑ましいお話にしかならず、血統=右派への被害妄想気味のエンディングも引っかかる。
動物ネタという側面では、『赤ちゃん教育』の豹の強烈さ(と、それに拮抗する形での恐竜の化石+犬の連携プレイ)の巧さを改めて認識した。
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