麻生久美子が主演の恋愛映画。 東京で暮らす輝明（袴田吉彦）は、小学校時代の同級生、朋美（麻生久美子）が海難事故で行方不明になったことをニュースで見る。始めは解らなかったのだか、数日前に留守番電話に朋美からの電話が入っていた事で思い出す。小学校の時から会っていないのに、何故、自分に連絡が入ってたのか？戸惑いながらも彼女の葬儀のため帰郷する。現在の朋子を知る者の話と、小学校時代の過去の記憶！初恋を描いた相手のいないノスタルジックな恋物語。

行定勲監督作品はこの作品がはじめてです。岩井俊二監督作品の助監督を何作かやっていたとのこと、進められて観たのですが結構好きです。上映中は単館上映で一部の地域でしか観れなかったみたいですけど、結構好きな人多いんじゃないかなぁ。

小学校時代の回想シーン。皆既日食（ひまわり）を背に女の子が振り返るんですけど、ぞくっときました。すごく綺麗で初恋の感じが蘇ります。ラストシーンも好きです。同級生同士で海に行くんですけど、砂浜に埋まったボートをみんなで手で掘り出し、朋子を捜しに海に出るんですけど、バカで無駄な事だとわかっていることを無我夢中でやるのっていいですよね。

監督の別の作品『閉じる日』も是非観てみたいんですが、レンタルもＤＶＤもビデオも出てないらしいので、その内、偶然出会える事を楽しみにしてます。

２００１年秋に新作『ＧＯ』が上映されるらしいので、そちらも期待！