[コメント] ショー・ミー・ラヴ(1998/スウェーデン)
このような青春映画がアメリカからではなく、噂では青春映画の宝庫らしいスウェーデンのまったくの新人監督が撮ってしまったのがおもしろい。
とにかく女の子達が可愛らしい。エリン役のアレクサンドラ・ダールストレムは14歳にしか出し得ない輝きをみせる。単に容姿だけでなく、勝手な行動をすぐに後悔するさまとか、アグネスにだけみせる弱気やとまどいの表情、また変な話コーラを飲む姿さえも魅力的だ。一方のアグネス役のレベッカ・リリエベリはちょっとした嬉しさを表現する時の顔が素晴らしい。アグネスの父ラルフ・カールソンの話ができそうな感じと優しさも良かった。ポジを使ったザラついた映像の質感や固定カメラのズームアップなどの変わった雰囲気など、どうでもいいぐらい話の流れやその表現方法も秀逸。ネジれたストーリーであることをすっかり忘れてしまった。これが自分にとってのエンターテインメント映画であるとも言いたい。でも、ル・シネマのわりに上映期間が短かったな。
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