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[コメント] ペパーミント・キャンディー(1999/日=韓国)

「スローターハウス5」などの先例と照らし合わせてみると
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







物語は過去に向けて時間軸を解体すると必ず悔恨に至る、という法則があるようで、本作もこれを踏襲している。だから特別にユニークではないが、それでもしんみりさせられる。人間の条件といえばえらく大袈裟だが、何か普遍的なものに突き当たった感触がある。

バック・トゥ・ザ・フューチャー』(こちらは未来に向けてのお話だった)みたく端々まで脈絡が合ってしまう組立にリアリティのあるのがいい(何で犬嫌いになったのかは、見つけ損なった。なぜだったのだろう)。

残念なのは軍隊での少女殺しという「理由」が普遍性を欠いたこと。そんな体験がなくても狂暴になる亭主はゴマンといるのであり、そこいらをもっと追求してほしかった。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ひゅうちゃん おーい粗茶[*]

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