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[コメント] 私のように美しい娘(1972/仏)

 無敵女が往く。
にくじゃが

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ラストが印象的だった。後味の悪さがちょっとだけ中和されなくもない、でもやっぱり悪い。まあお前が招いたことなんだぞ、と思う。こういう曖昧さは好き。

 初めは結構しょうもない男どもを引っかけていくだけだから「ふふん、かわいそうな奴め」で済んでいたけれど、ちゃんとした職を持つ男(家付き)→大学教授(若い)→弁護士先生となっていき、「ヌウウ!」となる。この女無敵だ。

 初めはいちおう被害者の範疇に収まっていたように見える彼女。金髪秘書嬢の見るとおり「すっげー怪しい」けれど、信じちゃうのかねえ。まあ、目をキラキラさせておしゃべりしまくる彼女は魅力的ではあるけれど。

 あの女の人生が上手くいくのは若さがあるうちだぞ、小皺が増えたババアになったら愛嬌だけじゃ通用しないぞ(多分)、切羽詰まった状態でその場しのぎの男を捕まえるだけじゃ安心のパートナーは獲得できないぞ、余裕のない人生はストレス貯まってよくないぞ、ということで自分を納得させる。

 でもあの秘書嬢による復讐戦を希望。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)町田[*] のこのこ[*]

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