[コメント] カラヴァッジオ(1986/英)
イタリアルネサンス絵画の息の根を止めた暗殺者。
この映画のせいなのか、もとからそういう物なのかは分からないが、本物の絵を見ても、「モデルの姿勢が辛そうだなー」と思うようになってしまった。でも、やはり、カラヴァッジオの絵画は、それまでの、物語性を持った「虚構(ファンタジー)」の宗教画とは違う。あれは、もう「現実(ほんとう)」を描いている感じがする。だから、ジャーマンが、ああいう形で映画化したかった気持ちは少しわかる。
虚構から現実。その間の過渡期にある作品が、ダヴィンチの「最後の晩餐」ではないかな(無知を省みず勝手に想像)。
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