[コメント] 初恋のきた道(2000/中国)
古いもの、新しいもの、そんな価値観がいかにくだらないのかを、とても上手く見せてくれた。そして、邦題がよかった稀な例のひとつ。
現代をモノクロで表現し、過去を色彩豊かに表現していることで、よりあの二人の恋愛や当時の村の活気なんかが、すごくストレートに映像から感じられる。 時代の変遷によって失ってしまいそうなものがある。それは古いと言われても、「素晴らしい」ものなのに。
それにしても、いい役者はいい走りをするなあ。「スティング」のレッドフォード、「マンハッタン」のウディ・アレン、この作品のチャン・ツィイー‥‥。もっといるけど、逃げるにしろ追うにしろ、ただ純粋に走るにしろ、いかにその行為を昇華させるかで、その作品の価値も左右されてしまう気がしました。
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