[コメント] カバーガール(1944/米)
リタ・ヘイワースの感情表現豊かな表情演技と多彩なファッションが見所。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『スタア誕生』のような、片方が人気になると二人の距離がすれ違ってしまうラブ・ストーリー。
最初はカバーガールに選ばれても、頑なにキャバレーで働くことにこだわっていたラスティだったのに、中盤以降は性格が一変してしまうのはちょっとしっくりこなかったが、ラストのオチを見て納得。これが、道を誤った彼女が自分の信念を曲げてまで好きではない人と結婚するかどうかの選択だと思うと、あのオチでも納得できた。
ラスティがダニーがキャバレーを売り払って、軍に慰問に行ったことを知り、結婚の約束を取り付けに来た男の要求を呑むところも、彼女が寂しさから我を忘れて行った感じが伝わるのもいい。その辺はラスティ役リタ・ヘイワースはうまく演じている。
役者としても、今回のリタ・ヘイワースは感情表現豊かな表情演技と多彩なファッションで楽しませてくれた。ダニー役ジーン・ケリーも抑え目演技でいつもより印象度が上がった。
ラストは差し詰め同じコロンビア製作の『或る夜の出来事』を思わせるオチだが、こちらの方がエンディングとしてはうまく出来ていたように思う。
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