[コメント] ホワット・ライズ・ビニース(2000/米)
ハリソン・フォードの”新境地開拓”はどうやら失敗に終わったっぽいが、そんなことは大した問題ではない。入念なカメラワークに基づき、寒々しい寂寥感を伝える映像には惹かれるものがある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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一方で、突然大きな音を出して驚かそうとする手法はいかがなものか。それも「演出だ」と言われてしまえばそれまでなのだけれど。
前半は『裏窓』の換骨奪胎だがきっちり作られていて悪くない。結局隣人夫婦が本筋に全く関わってこないという”肩透かし”ぶりまで、ヒッチコックに倣ったのか。
終盤は『シャイニング』がやりたかったのではないか、と個人的には思うのだが、どうもうまくいってない。フォードが正体を現して以降の展開がダルいのだ。
湖底の死体が「手を貸す」シーンは正直笑ってしまったのだが、映像としてはなかなか面白かった。
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