[コメント] ラスト・オブ・モヒカン(1992/米)
男はただ自分の愛する女を守るためだけにその命を懸ける。そしてその思いを知る、覚悟を決めた女の瞳の強さ。そこにはただ共に生きるために走り、戦う姿があるだけだが、それ以外の何を描く必要がとでも言いたげなマイケル・マンの熱い演出が心地よい。
戦争という大きな舞台をベースに、戦い自体はミニマルだが、であるが故により熱い舞台へと向かう、そのドラマチックな流れが肝。
その流れに沿って感情をむき出しにするダニエル・デイ・ルイスとマデリーン・ストウのコンビの美しき強さはもちろんだが、頼りなき怯えの表情を一変させるジョディ・メイの覚悟を決めた瞳の強さに、我が男心も激しく揺れた。
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