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[コメント] 戦場にかける橋(1957/英=米)

英国人の誇りを丁寧に描いたあげく粉砕する。そこにあるものは…
dappene

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この映画の舞台となったクワイ河はタイ西部に位置し、現在では観光名所にもなっている。

ここへのツアーは「鉄道で橋を渡る!」というのがうたい文句なのだが、本編では最後に爆破されてしまった橋を渡ってどうする???と少々疑問でもあるが、

戦略と野望により立案され…

誇りと命を賭けて築き…

狂気と運命によって破壊された…

…そういう橋のあった地を安全に運行する鉄道に乗ることにより「現在の平和」を噛みしめるのも感慨深いのやも知れぬ。

しかし、現在の橋が、英国人により造られた橋(劇中の橋)より安全かどうかは、これもまた少々疑問なのである。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)スパルタのキツネ[*]

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