コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ニューヨーク1997(1981/米)

TVゲームの世界…ではなくTVゲームの原点の1つ。この高揚感、達成感はコントローラーを握る感覚を遥かに上回る。カーペンター流のシンセが脳天を刺激することをやめない…。カート・ラッセルには嫉妬さえ覚える格好良さ。しびれた。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







TVゲームは進化進化の連続で物凄いクオリティなわけだけど、やっぱり実写にゃ敵わない。そんでもって原点には敵うはずもない。閉ざされた空間への潜入、そして大統領の救出。荒廃した街には誰もが認めるNO.1のラスボスが君臨している。途中、キャビーやブレインやマギーのような人間を利用し(注:仲間ではない)、命がけの任務を果たす…。もう、これは原点としか言い様のない素晴らしいポイントの数々。心から堪能した。特にマップ表示などの(今でこそ)チープなデジタル画面が更なる刺激を与えてくるんだよな(笑)

ハロウィン』でのピアノの旋律も強烈だったが、このシンセサイザーの旋律も1度聴いたら忘れられない強烈なもの。ジョン・カーペンターは音楽をもって興奮や恐怖を描くことを本当に知っている人で、やはり「映像」だけでは現代映画が完成しないことを心得ている。(サイレントは別物ということで)

荒廃して滅茶苦茶な街と、近未来を漂わせるデジタル音がマッチするなんて不思議だと思いません?

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)3819695[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。