[コメント] ハンニバル(2001/米)
続編ということで、かなり割を食っている作品。理由色々→
平たくいうと「慣れ」がこの作品を凡作にしている。
1 観客が前作を経験していることで、レクター博士に対して免疫が出来ている。
知的で紳士的な雰囲気を醸し出すレクター博士が実は恐ろしい人物というのは、大多数の人間は前作を観るまでは知らなかった。で、実際ふたを開けてみたらああいうことになって、観客は「羊〜」よりも当然心構えが出来てますからね。
2 レクター博士が野放し状態。
「檻に入っていたからこその恐怖」(枠を飛び越えてきそう、脱獄しそう、檻に閉じこめられているんだからまともじゃなさそう等)が消滅。
3 即物的恐怖が多い。
そういう描写がけっこう多い。それを売りにしている感じだが、観客がこの作品に求めているものは、スプラッタもどきの恐怖じゃないと思う。「隠された恐怖」という感じかな?
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。