[コメント] 浮き雲(1996/フィンランド)
カウリスマキ氏、今回はちとキャプラ・タッチだったりします?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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世知辛い世の中に生きる、笑っちゃうくらい小市民な夫婦。「世知辛いからこそいい夢ぐらい見ろよ」ってな感じのハッピーエンド。「いいものを作れば必ず世間に受け入れられる」なんてステキな理想を実現させちゃうなんて、何だかとてもキャプラだなぁって勝手に思いながらの鑑賞。この監督、表立っては絶対言わなさそうだけど、裏ではキャプラとか密かに愛好してそうな気がしてオモシロイ。でもこの夢本当はペロンパーと2人で描きたかったんだろうなぁ・・・。黙祷。
イロナも良かったけど、うれしかったり反省したり、何かにつけてせっせと奥さんに、なけなしの金で花束贈る夫君のなんとも涙ぐましい姿。
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