[コメント] イディオッツ(1998/仏=伊=デンマーク=オランダ)
遠く聴こえる壊れかけた「白鳥」のピアニカの旋律、乳白色の光の襞、それらの行間に現れる隔てられた楽園<ユートピア>への絶望的希求。その手段のひとつとしての、<ゲーム>、内なる白痴の顕在化。無重力的魅力にあふれた問題作。
字幕では時折「愚者」となっていたが、明らかに意味が違うと思うのだが……
そういう「ごまかし」や「悪質な言葉遊び」は近代人の悪癖であり、
本作の意思から大きくずれると考える。
[7.25.01]
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。