[コメント] 新学期 操行ゼロ(1933/仏)
さすが、バスティーユ襲撃やレ・ミゼラブルのデモと革命の国の子供たち。連帯と結束はイデオロギーではなく自然発生的アナーキズムに宿るのだ。同じころ日本では小津安二郎や清水宏の庇護のもと突貫小僧が憎めない悪戯で大人を笑わせるのが関の山だった。
その後も日本映画の子どもの反乱は『ぼくらの七日間戦争』の幼稚な“ごっこ”止まりか、『台風クラブ』のように一過性の気の迷いとして自閉してしまう。一方、去年(2018)観たフランス映画『BPM ビート・パー・ミニット』で描かれた民間人の抗議の激しく執拗だったこと。
そいえいば、かの国では去年始まった「黄色いベスト」を着た人々の反政権抗議デモがまだ続いているそうじゃありませんか。さすが、操行ゼロの血筋です。
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