[コメント] 連合艦隊(1981/日)
戦争映画に対するコメントとしては不謹慎だが、20メートルの大和に対しての想いを込めたい。
だめなんです。こういう映画。 何が、って、「大和」が出てる時点で。 すごいじゃないですか。20メートルの大和。当時のボクはビッグワンガムのおまけに目を近づけて、その巨体に想いを馳せていました。
確かに、連合艦隊という「集団」の歴史を語るには時間は短すぎるし、大体タイトルからして間違えてるんじゃないか、とも思えたり。 とは言いながらも、大和は決して「主役」ではないのだから、扱いとしては難しいところ。
大体、沖縄への水上特攻といっても、大和以外の駆逐艦なんか見えないし、そういった意味ではひどい映画。
でも、戦艦好きだったボクは、家の近くにあった映画館の前に設置されていた5メートルほどの大和の側面図と上面図のポスターを、時間を忘れて見入っていたものです。それも毎日毎日。
映画の印象としては、大和を観に行った子供にはどうもショッキングなもの以外の何者でもありませんでした。
今でも印象に残っているのが、当時のパンフレットに子供の感想が一文。
「大和はかっこよかった。でも、かわいそうだった」
戦争なんて、いやだな、と思ったある夏の日。
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