あまりにも嬉しいほどにキマリ過ぎていて、今にも笑いが吹き出しそうな気分で熱烈鑑賞。実は何を隠そう、『ブレイド』（この作品は菊地秀行小説の影響を受けていたようだが）や『ヴァンパイア　最期の聖戦』鑑賞時も同じ状態だったのだが・・・。（笑

無茶苦茶強いのに「コイツら死にます」オーラ出し過ぎの凄腕マーカス兄弟（レイラは除くので‘弟’）最高！ちょっと逝ってる「ティンカーベル」（一目でそう思いましたよ、やっぱりね！）も凄いが、とにかくあの3人が最高。もう何時死ぬのかとハラハラ見ていましたよ。ナイフ使いが殺られた時なんて、見事な瞬殺だったので、本当は生き残って欲しいと思っていたキャラだったのに、思わず笑いが・・・。（爆

だがだが、主人公Dも負けずと凄い。人間と吸血鬼の混血であるがゆえの強さと苦悩・・・というか、彼のカッチョイイ活躍の数々が爆発寸前までの笑いを溜め込んでくれていたのですが・・・。（笑

許されぬ愛に生きるマイエル･リンクも良い。Dとの初対決シーン、太陽光の中決死の覚悟で登場シーン、両断されながらも、愛のために驚異の復活を遂げるシーンなどと見せ場も多かった。

全編通して監督独特の切れ味の良い演出が冴え渡る痛快作。案外、他の日本アニメ監督達よりも、四の五の言わずバイオレンスアクションに徹するこの監督の方が海外に近い存在であったのかもしれない。