[コメント] JSA(2000/韓国)
日本映画に無い切なさ。
敵国が境界線で接している緊張とその緊張感を維持できない限界
同じ言葉を話す同じ民族が分断されていることの異常
若い青年が友人や兄弟を求めること・その好奇心
大局的な政治と実際のひとの心との乖離が事件の真実であり、この映画に流れている妙な明るい雰囲気は、それを表現しようとしている監督の演出だろう。この雰囲気がぼくが今までに視た韓国映画には共通して見られる「切なさ」の原点であり、日本映画に見られない魅力に思える。
調査官の女性は他のスイス人と同様に非常に薄っぺらい。朝鮮民族でありながら第三国者である彼女をこう表現したのも、監督の意図なのだろうか。
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