以下の文章は結構批判的に書いてあります。

正直言って、コレは失敗作だと思ってます。 何となく、スピルバーグには少し会わない題材だったような気がします。

おそらくこの映画はロボットと言うモノをネタに「人とは何か？」 と言うような精神性を問い掛けるような、いわゆる「ＳＦの王道的」な話だと思いますが、これは別に只、単にストーリィを追っただけの話だったように思います。

ロボットであると言うコト、人であるという事をそれぞれまず初めに定義して、 その後そこに至るまでに築かれたその価値観を崩してみて、初めてこの映画の面白さは成立すのではないでしょうか。 そういう何かしらの矛盾を感じさせて欲しかった。

もしコレをそういう映画ではなく、娯楽大作としての角度から見てもあまり面白くはありません。 何を見せたいのか、強調すべきポイントも見当たらなかったし印象に残ったところも無い。 只、ハーレイ君を満たされない子供と描くだけでは、ちょっとねぇ。 まあ、ジョーのキャラクタは結構良かったけど。

これ見るくらいなら、漫画、樹なつみの「ＯＺ」を読んだほうが良い。