[コメント] ココニイルコト(2001/日)
オヤジの仕事の関係上、実は広告代理店の方々を小さい頃から見ていたりする。全員がそうだとは言わないが(しかも、参照:一地方都市の地方広告代理店)、おおよその傾向で、僕的にはこんなイメージを持っている。
「ま、ええんとちゃいますか?」的性格な仕事大好き人間達。
けっこう、みんな楽しそうで明るいキャラクターが多いんだが、実は金に困ってたり、女でもめてたり、遊びはやり手なのに仕事はサッパリだったり、家庭教師させたら音楽と大学紛争の思い出は教えてくれたけど勉強は教えてくれなかったり、会うたびに指の先をつまんで「(ギターの)修行が足りんな」という人がいたり。今、自分が社会人となり、世に放たれて思うには、ナンカいいかげんなのにナントカなってる人たちばっかりだったような…。少なくとも、自分が会社に入ってから出会った人々とは種族が違うような…。そんな記憶が蘇る。ま、幼い自分から見た一面での印象だが。
この映画に出てくる業界人は、そんな性格を仕事にプライベート(は、あんま出て来なかったか?)にと、全体がいいかげんだ。が、実際の会社の中での雰囲気と比べると、やっぱり映画的。性格はいいかげんでも仕事はこなす。それが業界人たる所以、プライドだと思うんだが、仕事までもがいいかげん臭い。もしかして、それが大阪式?ま、そんな所はええんとちゃいますか?とスタッフが言ってるような気さえするので、そんな所は突っ込まないでいいんだろうか。
そんなような細かい設定がけっこういいかげんな感じなんで、映画全体に通して気楽さが感じられる映画だ。その中で真中さんだけが、暗く重い設定。業界人とはトテモトテモ思えないクリエイターだが、演技自体は頑張っている、と思った。え゛?って演技の時もあるが、まあ、通して抑えた重めな役をこなしたって事で評価したい。
と、書いている今、たまたまテレビで真中さんが登場(テレ東)。おお〜、頑張ってるか?随分と笑うな!笑顔マンカイ!と、ちょっとだけ、この娘が好きになりかけた。と、文章にはあるが、校正しているうちに数時間たってしまって、今は冷静になった。う〜ん、彼女へのきゅ〜かげんはキュ~ぐらいだったかも。
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