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[コメント] 案山子/KAKASHI(2001/日=香港)

(関係ないけど)柴崎コウがジョディ・フォスターに見えてきた。‘日本の米’としてのJホラー。ただそれだけ。

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







●土着的な共同体の不気味さはなんとも味わい深い。が、肝心の泉(柴崎コウ)がまったく恐くないというところが最大の難点か。ところどころ、あまりいただけないショットもちらほら(たとえば、赤いドレスを風になびかせながら歩く柴崎コウ。ほら、さっきから柴崎コウ柴崎コウってばっかり言ってる。どんな映画かわかるでしょ?)。とりあえず、前半部分のムラは結構見ものです。

●監督の鶴田法男氏の『リング0』には正直ヤラれてしまったくちなのですが、今回はその二番煎じとしか思えないでもなかったです。結局、この人はホラーでヴェールを包んだラブロマンスをやりたいのだな、ということです。あのJホラーブームを巻き起こした『リング』シリーズの完結篇をまさか「愛」で締め括ってしまうとは、だれが想像したでしょうか?今回の「愛」は少々屈折した(ブラザーコンプレックスあるいは近親相姦?)ものでしたが・・・(そして、それがいちばん恐かった?)。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)甘崎庵[*]

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