[コメント] ジュラシック・パークＩＩＩ(2001/米)
ジョー・ジョンストン」好きとしてはぜひ見てほしい。監督「ジョー・ジョンストン」らしさが、随所に感じられる作品だった。「ロケッティア」というＢ級バカ映画でロボットを飛ばし、「アイアンジャイアント」でロボット版ＥＴを描き、「遠い空の向こうに」で少年たちが宇宙にあこがれロケットを飛ばす映画を撮った、大空に憧れ続けた監督の最新作がこれだ。そして今回、期待通りプテラノドンが大暴れだ。
確かにあまり真新しい感じもなく、また恐竜動かしてるわ〜。もう恐竜はええやろうってのが一般的な評価だ。人間の感覚というものは悲しきかな三作目にして飽きてしまうんだろうか？寂しいね。
しかしだ、この映画の真価は一言一言の台詞回しなんかにさりげなく人物を描ききったところにある。
「�機廚離┘鵐妊�ングで命さながら逃げてきた、グラント博士と、ローラ・ダ−ン。ヘリコプターの中で見つめあいながらスタッフロールにつながっていく。こんな怖い思いをした後は、愛が芽生えるんだろうか？と思わせて終わっていく。「�供廚妊蹇璽蕁Ε澄櫂鵑呂匹Δ覆辰燭鵑�なぁ？と思っていたらもう恐竜追いかけるのはやめて、別の男と結婚して、すっかり素敵な家庭を築いているという設定で出てくるのだ。そして「�掘廖�博士がピンチに陥った時に救いを差し伸べるのが、ローラ・ダ−ンなのだ。このローラ・ダ−ンを起用した所に深みを感じないだろうか？ロラント博士は未だ心の何処かに彼女のことを引っ掛けているという、メタファーなんだ。２回も怖い思いをして、なんでまた島に行くのか？という疑問も、だから彼は自暴自棄を起こしてやけくそななって島に来たんじやないか？と考えると、奥深さも感じる。スピルバークの「�機廖岫供廚寮瀋蠅鮗�け継いだ「ジョー・ジョンストン」が「�掘廚派舛い真擁�描写、なんて気が利いてるんだ！
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