[コメント] ゴーストワールド(2000/米)
案外「親友」という言葉ほど厄介なものはないのかも…この映画で私は、「カンフー男」がツボだったのですが、あえて「友」について思う事をレビューに書いてみました。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
若かりし10代、確かに楽しく友達と過ごしたのだが、こと「親友」の問題となるや
妙な嫉妬心やら競争本能等など、感情が剥き出しになって色々こじれたりした。
学校という世間から見れば全くもって狭い社会の中、「第二次性徴」という
多感な時期を共に過ごす友達を「親友」という言葉で束縛したりする青春。
案外「親友」という言葉ほど厄介なものはないのかも。
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広い社会に出れば、自分が信じていた価値観たるや、ナマっちょろいモンなんだと
実感せざるを得ない。片意地はってつっぱってるだけだと実感せざるを得ない。
私はイーニドがバスに乗ってどこに行こうが関係ない。
爺さんの行ってしまった方角に何があるかも全然気にならない。
行け行け。
学校という狭い中にも世界はあるが、外の世界はもっと広いって事だ。
たとえそれがどこであろうと居場所は自分が決める事。
そうして僕らは大人になって「親友」は後から思い出すもの。
行け。イーニド。そして自分。
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