[コメント] 緋牡丹博徒(1968/日)
大・満・足!
バッキャロー′66さんの言うとおり、お竜に関するすべての素材がここにある。任侠モノの割に語り口は軽妙で、人物造形は類型的とはいえ多彩な役者陣に支えられそれぞれに際立っている。シリーズ化を前提としつつ、一つの作品としても、既定の枠組から取るべきものをしっかり搾り取っていて、安定感がある。なにより緋牡丹が想像以上に美しく艶やかで(→コメントへ)。
ところで、お竜が渡世人になる前、婚約まではしたけど結婚はしなかった、ってことは、あの時点で生娘、だろ? その後(シリーズを通して)肌を重ねた男がいるとも思われない。つまり緋牡丹お竜は永遠の処女か?! にしちゃ23歳であの妖艶さは衝撃だ(そりゃ藤純子個人のものだが)・・・。緋牡丹お竜に関する最大の?謎である。
80/100(02/08/31記)
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