[コメント] 嵐が丘(1988/日)
前半が退屈だけど、後半は見物。「あ、吉田喜重って、ストーリーがあるような無いような映画だから、光るんだな」</strong>って感じ。['08.7.8シネマヴェーラ渋谷]
終盤、松田優作が妙なメイクで能のような踊りをして鳥居の中に入っていく意味不明なシーンが、何とも活き活きしていて吉田喜重らしい。
他の役者なら違ったアプローチだろうから何とも言えないが、本作の松田優作を見てしまえば「この役は、松田優作以外には考えられない」と思わせるのは、やっぱりさすが。ルックスといい、演技といい、他の役者ではこうは行かない。
浮世離れした話に、浮世離れした演技。しかも、こーゆー演技をして白々しく無いんだから、凄い。
それに比べて、萩原流行の酷いこと。
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