[コメント] GO(2001/日)
「ダッセ〜〜」のは、あなたじゃないか?
最近「若さ」が嫌いです・・・ ホリエモン騒動なんかを見ていて、彼に対する好悪はともかく、 彼を「若い」というだけで応援するひとがいることに愕然とした。 よほど「年寄り」にいびられているのだろうか・・・
でも10年なんかあっという間だよ。若者なんてすぐ中年になるし 老人になるよ。そのときはすでにホリエモンは頭の固い頑固な 権力者になっているんじゃないか?? いや彼が実際どうなのかは 知りませんよ。
クドカンの脚本は好きだ。ちょっと過大評価されているかもしれない けど、せりふは軽妙だし、物語の緊張を途切れさせることがない。
でも、それはあくまでも素材に過ぎない。そこから何を映像化すべき かを決定するのは監督と撮影が中心だろう。
本作では、映像の方まで主人公と一緒になって暴れている。 つまり、主人公が反撥している何かについて、ほとんど考えようとせずに 主人公と一緒になって暴れているように思う。 でも映像は、もっと在日韓国人周辺の問題を冷徹に捕らえるべきではなかったか?
窪塚演ずる主人公にせよ、すぐに子供をつくるだろう。子供は彼に同じような せりふをいって反撥するのではないか?「ダッセ〜〜」 そのとき彼はどう答えるのだろう? 要するに、こんな言葉に革命的意味なんて ない。
結局、問題が十分に考えられぬまま、「頭の固い若者」がつくった映画に 過ぎないのではないか?
ずっと採点を控えていて、3くらいが適当だと思っていたけど、 あまりに評価が高いのであえて1。
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