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[コメント] 風の谷のナウシカ(1984/日)

世界に発信するのなら「もののけ」よりも「ナウシカ」のリメイクを、と思っていた。
おーくらくん

「ナウシカ」の世界観はすごい!原作の漫画ではナウシカが一人、地球が人間の存在を否定していることに気付くのだが、映画では宮崎駿がその哲学とメッセージを暗に含めながら、しかし重苦しいテーマをエンターテイメントとして撮影している。同時代的に原作の漫画「ナウシカ」が完結していなかったということもその理由となるのだろうが、映画「ナウシカ」としてその世界が完結されていることは着目するべきだろう。悲しみとつらさを背負いながら一人世界に向かっているナウシカと自らの王道を行くクシャナは尊敬すべき女性、見習いたい人間だと思う。蛇足ながら、「Princess Mononoke」がアメリカで公開された当時、彼の地に滞在していたのだが、日本公開時に日本で思ったとおり、「もののけ」は日本人である私たちには受け入れ易いテーマと世界であるが、欧米ではそうなのだろうかと疑問であった。しかし、「ナウシカ」の無名性の世界は共通のものだったと思う。

(評価:★5)

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