[コメント] シルビーの帰郷(1987/カナダ)
湖。人を呼び込む力。鉄橋。この先はどこに続くのか。
湖の橋立=美。人を狂わせる魔力。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ママのヘレン・フォスター(シルビーの姉)、衝撃的な自動車入湖。唖然。 何があったのか。説明されず。
湖底深くに・・・神話的な聖なる別世界。 湖底が人間を呼ぶ、現実逃避の誘惑。底の見えない湖を 見入ると引き込まれそう・・・。
湖に架かる鉄橋。バックは山。絵になる詩的な風景。
ルーシーとルシールの祖父は湖の底にいる。 あの列車事故で。
女はつらいよ。帰郷篇。 変な女は変な男より認知度が低く、理解されにくい。
シルビーの帰郷。何をやっていたのか?疑問になるのが普通の人。
洪水。床上浸水。災害なのに特別イベント高揚感。
ルーシーとルシール不登校になり、湖に。シルビー、 鉄橋から飛び降りそうだった。
シルビー、空缶洗浄の異常行動。新聞紙も収集の山。
妹ルシールは、独立心からロイズ先生の養子に。姉ルーシーは シルビーに親近感シンパシー。
ボートを無断拝借。とっておきの古い農家の跡地に。夜の湖。 鉄橋の下、列車の通過を待つ気持ち。
異常行動が目に付くようになり、教会のご婦人方が監視するような 感じになって、息苦しく。
家に火をつけて、橋を渡るのよ。
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普通じゃない。
普通じゃない人に普通の人が普通になるよう迫る。
友達のいない女。孤高の女。つるまない。普通じゃない。
男じゃない、女のあてどのない逃避。 この先どうなっちゃうの?という不安感が妙な余韻。
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