結末知ってると結構長く感じる。寝るんかい、起きるんかい、どっちでもエエよ、早う決めてくれよ、またこいつか、このおナルな、ヤング・エグゼクティブかって感じで。

う〜ん。脚本なのか、日本語訳なのか、人物の描写とか表現力とか、(比べるもんじゃないが、オリジナルに比べて)もうひとつ魅力がないのは、なんでかなあ。 吹き出しそうなのが、デヴィッド(トム・クルーズ)が、ソフィア(ペネロペ・クルス）に一目ぼれするってところを説明するシーン。 ”完全に僕の心をつかんだ”．．．ほえ？　”この街に、こんな素直な子がまだいたのか”．．．。 そして、主人公が何かに目覚めるかのような表情を顔じゅうにたたえて．．．。はあ？ 2度以上寝た女をさして、ただのセックス・フレンドと、言い放つ、スレた奴なのにね。不可解だが、それだけ、この主人公は、アンバランスな人物なのであって、実は大人の真似して生きてきた子供だったんだ。

ペネロペ・クルスのことを、”ぱっとしない”っていう友達がどうも多いけど、私は大好き。だけど、この映画で観た彼女がこれまでで、一番生き生きして見えた。 なんか、このストーリーの主導権を彼女が握ってるって感じがした(笑)。だけども、リメイク作品に、同じ役で出演ってめずらしいな。

オリジナル作品をもいっかい観たくさせてくれた。