行き場所が無いフリーターの不安とか、青春映画として共感できる箇所もあったし、レイト公開なだけに地味ではあるが、『GO』には及ばないとはいえど行定勲はしっかりと仕上げていると思う。

　ただ、内容も悪いとは思わないのだが、『贅沢な骨』と聞くと真っ先に思い浮かぶのは麻生久美子の喘ぎ姿だったりする･･･(笑)　劇場で見たとき麻生久美子があそこまでやるとは、と驚いてしまった。映画の中で一番インパクトのあるシーンなんだもん。つぐみは脱ぐのに、麻生久美子は脱がない、この違いは謎だが･･･。