[コメント] ヴィドック(2001/仏)
デジタルハイビジョンと映画の相性は?だが、オヤジのドアップとの相性は◎であることが証明された作品。『エピソード2』で妙にヨーダのドアップが多かったりしたら、『ヴィドック』みたなと勝手に思い込むことにします。
1にオヤジ、2にオヤジ、3、4がなくて、5にオヤジってかんじの、濃縮還元オヤジ映画。オヤジフェチ(いるのか?)にはたまらないだろう。「ラブシーン?何それ?」と言わんばかりにキスシーンがものの5秒で終わってしまうあたりに、監督の芯の強さ(?)を感じます。
ジュネはパリの空にウサギの雲と幸せを浮かべ、ピトフ&キャロはパリの空に灰色の雲とオヤジの汗を浮かべた・・・そりゃ袂を分かつわなぁと妙に納得。しかし、写生大会のときにどんなに晴れた日でも灰色の空を描いていた自分としては、このセンスは支持したい。
今回、マルク・キャロはキャラクター・デザインとして参加ということだが、いったい何人のオヤジを描いたのだろう?「このオヤジどう?(キャロ)」「いいね、あともう少しアブラギッシュにしたら完璧だね!(ピトフ)」なんて会話を交わしていたのだろうか?
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