[コメント] ヴィドック(2001/仏)
顔、顔、顔。映像職人は映像芸術家にも映像作家にもなれないのか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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フランスでは有名人だから観客もいろんな要素が補完されるのかもしれない。
こちとらこの映画の予告で初めてこの人間を知ったものだから、思い入れもなにもない。
おまけに予告をテレビモニタで見たときはかっちょいい気がしたのに、映画館の大きなスクリーンで観たら映像が浮いている。
カメラワークもせわしなく、ひさびさに映画を観て疲れてしまった。画面が落ち着かない落ち着かない。おまけに合成のアラも見えてしまって『ロストチルドレン』のときのような映像美はどうしたの、と思ったり。
なにより演出が冗長。ドパルデューも頑張っていたけど、ちょっとね。
ストーリーもなぁ、処女誘拐のあたりまではまぁ我慢できたけど、途中から錬金術が出てきたあたりから「おいおいファンタジーの世界に入っちゃったよ」とか思ってちょっとがっかり。『スリーピー・ホロウ』もそういう意味では途中からファンタジー的要素が入ってくるんだが、あっちは面白く観られたのにこっちはだめだった。やっぱりフランス語で何言ってるかわからんからか。
当時の巴里の情景を再現したCGはスゴイかも。でも、あんまり意味なし。
でも、何か続編出てきてもおかしくないなぁ。
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